生前贈与でも、贈与税がかかるんじゃないの?

なくなる前に、生前贈与をした方がいいと聞いたことがありますが、それでも贈与なので贈与税がかかるのではないでしょうか?

お答えします!

贈与税はかかります

はい、贈与税はかかります。贈与税とは、亡くなる前に物をあげた時(もらった時)に支払わなければならない税金です。

なぜこのような仕組みになっているかというと、亡くなる前にすべての財産をあげてしまったら、相続税が徴収できなくなってしまうからです。

しかしながら贈与税には年間110万円の基礎控除というものがあります。基礎控除の範囲内であれば税金がかからない、という仕組みです。

例えば200万円を贈与するとしたら、110万円を引いた90万円だけが控除対象となり、その10%しか税金がかかりません。
ですので、毎年少しずつ贈与をしていけば、相続税の対象となる財産は少なくしていくことができ、結果的に支払う税金を抑えることができるのです。

他にも理由はありますが、これだけ考えても、生前贈与はした方が良いということなります。

この記事は2018年に書かれたものです。
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