なくなる前に、生前贈与をした方がいいと聞いたことがありますが、それでも贈与なので贈与税がかかるのではないでしょうか?
お答えします!
贈与税はかかります。
はい、贈与税はかかります。贈与税とは、亡くなる前に物をあげた時(もらった時)に支払わなければならない税金です。
なぜこのような仕組みになっているかというと、亡くなる前にすべての財産をあげてしまったら、相続税が徴収できなくなってしまうからです。
しかしながら贈与税には年間110万円の基礎控除というものがあります。基礎控除の範囲内であれば税金がかからない、という仕組みです。
例えば200万円を贈与するとしたら、110万円を引いた90万円だけが控除対象となり、その10%しか税金がかかりません。ですので、毎年少しずつ贈与をしていけば、相続税の対象となる財産は少なくしていくことができ、結果的に支払う税金を抑えることができるのです。
他にも理由はありますが、これだけ考えても、生前贈与はした方が良いということなります。